2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

うーん、気になる3

三島憲一 1980 「現象学と哲学的解釈学」読書ノート1 (『講座・現象学③ 現象学と現代思想』 pp. 63-266 弘文堂。) *以下フッサールからの引用文には(hus)、ディルタイからの引用文には(dil)と表記。 現象学と解釈学は、その由来からみてもあり方から…

デリダの穴

下記の論文については、いずれ詳細に検討する必要があると思われるが、 まずはレジュメをアップしておく。 J・デリダ(1967)1983「人文科学の言語表現における構造と記号とゲーム」)(『エクリチュールと差異』第10章。野村秀雄訳 法政大学出版局) ➠>とでも…

70年代からオチがない。

論文を書く能力がついていくということは、漫才コンビが育っていく過程に似ているような気がします。優れたボケは「みんながほんとはわかっているけれどもうまく意識化できないことをなんとなくいってしまうひと」だと感じますが、それをみんなにわかっても…

うーん、気になる2

ダン・スペルベル1984『人類学とは何か――その知的枠組みを問う』菅野盾樹(訳)紀伊国屋書店 (=Dan Sperber 1982 La savoir des anthropologues, 1979 La pensee est-ele pre-rationnele? )p27 彼(クリフォード・ギアツ)は、ディルタイの解釈学的伝統と…

「相対主義の代価」再検討

浜本満 1985「文化相対主義の代価」。『理想』No627:105-121. 理想社。 以前書いたエントリーで部分的に考察した本論文について改めて検討してみる。 本稿で浜本は、おおざっぱにいって次のように議論を進める。 1文化相対主義あるいは認識相対主義と呼ば…

うーん、気になる

ようやく本業の方がひと息つきました。再開第一歩は伏線はりから Wilhelm Maximilian Wundt (* 16. August 1832 in Neckarau (heute zu Mannheim); † 31. August 1920 in Großbothen bei Leipzig) war Physiologe, Philosoph (v.a. Logik und Erkenntnistheo…

エッセイ

このカテゴリーでは以前オンラインマガジン「ロボニカ・エクスプレス」で連載させていただいたエッセイhttp://www.robonica.net/archives/sb.cgi?cid=12の続編の準備のために、アシモフやSFについて考察していく予定。