文化人類学

竜を殺しにいかなかった男

面白そうな記事を見つけたのでクリップしておきます。 スペルベルについては、いずれ集中的に検討するつもり。 “AN EPIDEMIOLOGY OF REPRESENTATIONS A Talk with Dan Sperber”

うーん、気になる4

三島憲一 1980 「現象学と哲学的解釈学」読書ノート2(後半) (『講座・現象学③ 現象学と現代思想』 pp. 63-266 弘文堂。) <注>この文章は、哲学的人間学、社会思想史、フランス現代思想、文化人類学等を専攻する院生が参加する勉強会のために作成した…

うーん、気になる3

三島憲一 1980 「現象学と哲学的解釈学」読書ノート1 (『講座・現象学③ 現象学と現代思想』 pp. 63-266 弘文堂。) *以下フッサールからの引用文には(hus)、ディルタイからの引用文には(dil)と表記。 現象学と解釈学は、その由来からみてもあり方から…

うーん、気になる2

ダン・スペルベル1984『人類学とは何か――その知的枠組みを問う』菅野盾樹(訳)紀伊国屋書店 (=Dan Sperber 1982 La savoir des anthropologues, 1979 La pensee est-ele pre-rationnele? )p27 彼(クリフォード・ギアツ)は、ディルタイの解釈学的伝統と…

「相対主義の代価」再検討

浜本満 1985「文化相対主義の代価」。『理想』No627:105-121. 理想社。 以前書いたエントリーで部分的に考察した本論文について改めて検討してみる。 本稿で浜本は、おおざっぱにいって次のように議論を進める。 1文化相対主義あるいは認識相対主義と呼ば…

うーん、気になる

ようやく本業の方がひと息つきました。再開第一歩は伏線はりから Wilhelm Maximilian Wundt (* 16. August 1832 in Neckarau (heute zu Mannheim); † 31. August 1920 in Großbothen bei Leipzig) war Physiologe, Philosoph (v.a. Logik und Erkenntnistheo…

研究とその流通について

少し前に、大学院ゼミで「流通しない研究はだめだ」というようなことを言った*1。 ほとんど誤解されたようだが、「流通する」ということは、あらかじめ決められた流通ルートの構造にのって売れる研究が良いということではない、全くない。そうではなくて流通…

メモ(<コトバとモノ>再考)

シンプルに考えてみよう。 たしかにソシュール以降、構造主義の圏域にある*1私たちは「もの自体」という素朴な考え方が不正確な結論を生じさせることを知っている*2。 その結果、私たちの知性はこの世界に存在する事物それ自体を直接把握することはできず、…