2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

 11.解答篇2(工事中)

構成的規則における過剰について * このエントリーでは、解答篇1で書ききれなかったポイントを指摘したい。浜本満『秩序の方法』には、まだまだ多くの検討すべき考察が散見される。解答篇1で取り上げたのは一つの側面にすぎない。今後も自分の研究にとっ…

研究とその流通について

少し前に、大学院ゼミで「流通しない研究はだめだ」というようなことを言った*1。 ほとんど誤解されたようだが、「流通する」ということは、あらかじめ決められた流通ルートの構造にのって売れる研究が良いということではない、全くない。そうではなくて流通…

MIDI祭とか

たまにはブログらしいとても個人的なことも書いてみようと。 とはいえとても短いけれども。 最近再びよく聞いているのはこれ↓ http://www.stevereich.com/ "Music for 18 Musicians"がダウンロードできる。 数年前まで参加させてもらってたイベント↓ http://…

例え話と事例研究の違い

このところ理論的な作業をしばらく続けてきて、考えるに、そろそろフィールドワークに専心しても大丈夫なのかもしれない。 下の論文草稿―特に4章で事例から言葉を引き出していく過程―を思い返すと、事例が勝手に理論を作っていってくれる運動というのが自分…

 10.解答篇1

このブログでは、浜本満氏の儀礼論についての考察をいくつか書いてきました。今までは、基本的には読書ノートという形をとり、浜本氏の立論過程の検討と問題点をしぼる作業に限定してきたところがあります。とはいえ、中途半端に批判しっぱなしで放置するの…