2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

言語と生命2

前回はすこし軌道がズレた。余計なことを考えている余裕はない。簡潔に、できるだけ直接的に。たいしたことは書いてない。あくまでアイディアとして機能するものを。 最初に興味をもったのはこの2冊(『言説分析の可能性』『生と権力の哲学』)におけるフー…

メモ(<コトバとモノ>再考)

シンプルに考えてみよう。 たしかにソシュール以降、構造主義の圏域にある*1私たちは「もの自体」という素朴な考え方が不正確な結論を生じさせることを知っている*2。 その結果、私たちの知性はこの世界に存在する事物それ自体を直接把握することはできず、…

言語と生命1:あるいは哲学と社会(学)の狭間

新幹線移動にかこつけて購入した二冊。 言説分析の可能性―社会学的方法の迷宮から (シリーズ 社会学のアクチュアリティ:批判と創造) 生と権力の哲学 (ちくま新書) 両者ともに理論的軸としてM.フーコーを位置づけながらも、その展開において明確な違いが見ら…

メモ(戦略案)

1現時点での仮想敵 ソシュール流記号観→相対主義的文化観 →(やりすぎてーの)→SCOT=テクノロジーの社会的構成 →(開き直ってーの)言説中心主義→(反転してーの)→ANT 2現時点での賭金 技術と生命の人類学(レヴィ=ストロース再考) 菅野盾樹記号論の人類学的…